任意とは、任意保険等の任意と同じ言葉ですので、「任意座標」とは好き勝手な数値を使用して
測量対象地に存在する地形地物や境界点の「相対的な位置関係」を座標と言う数値を用いて表現した
ものです。座標とは、南北方向をX座標、東西方向をY座標として位置関係を数値化したものです。
ちょうど正確な格子を測量土地に上空から被せてその任意の点の位置の数値を読んだものとなります。
数値は1㎜単位で表現しますが、現在の測量機器は正確ですので、その様に表現してその数値から面積も
計算します。但し、測量機器が正確でも様々な誤差を伴いますので、測量する度に、数ミリは結果が
変わります。相対的な位置関係ですので、位置関係が明らかになるのは、測量したものだけとなります。
公共基準点からの測量の様な誤差の事は取りあえず関係無いとした「絶対数値」では有りません。
図示した方が分かり易いと思いますので、下記参考図を見て下さい.